支給額は抑制、所得制限厳しく2002年度の政府予算案は、母子家庭に支給する児童扶養手当て制度の「見直し」として、手当て額の抑制、所得制限の強化などを盛り込みました。予算額は、今年度比で2億円減の2637億円です。現行の児童扶養、扶養手当ては、年収により月額4万2370円か2万8350円が支給されます。年収300万円までの家庭に対し、子供が18歳の誕生日を迎える年の年度末(3月31日)までが対象です。現在、母子家庭の7割強にあたる70万8400世帯(2000年度)が受給しています。 年収200万円で13万円の減に「見直し」案は、年収ごとに手当て額を細かく設定し、130万円から1万円増えるごとに、年間手当額を2000円ずつ減額するという内容です。年収365万円までの家庭に対し、月額1万円〜4万2370円の範囲で支給することになります。手当て額を決定する「年収」に現行は父親からの養育費(仕送り)は含まれていませんが「見直し」案は含めることにしています。 同案が実施されれば、年収200万円で母と子1人の家庭の場合、年間手当額はこれまでの51万円から38万円に13万円の減額となります。厚生労働省の調べでは、母子家庭の平均年収は230万円です。全世帯の平均年収が655万円なのに比べ、4割にもなりません。 厚生労働省は、「子供のしあわせを第一に考えた総合的な母子家庭等の自立支援策」をスローガンにしつつ、まず児童扶養手当ての削減も具体化しました。「見直し」理由は、「就労による自立を促進する仕組みとするため」と説明しました。
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