梶谷正治有馬高校校長は「指導力向上を要する教員にかかるフォローアップシステム」を悪用し、
同校教員を「指導力向上を要する教員」にでっちあげるという事件を起こしました。
高教組の調査に対し校長は、同システムに定められた手続きを踏まず、
県教委への報告は推測で書いたことを認めました。
ところが県教委は内容も手続きも同システムに違反しているにもかかわらず、
同校教員に対して8月23日からの研修を命じました。
再三にわたる高教組の道理ある撤回要請にもかかわらず、ついにこれを強行しました。
梶谷校長は、「推測」に基づく報告を取り下げよ
梶谷校長は、「指導力向上」とは直接関係がない服務上の問題のみをとらえて
「指導力向上」の対象とすると本人に通告。
ところが県教委には、まったく本人に身に覚えのないような問題まで書き連ねて
「指導力向上を要する」教員であると印象づけることを行っています。
これは明らかに公文書偽造であり、管理職としてまた教育者として許される行為ではありません。
梶谷校長は虚偽の報告書を県教委に提出したことの非を認め、ただちに報告書を取り下げるべきです。
県教委は、ただちに研修命令を撤回せよ
今回の事件で、本人がその内容も知らされないまま、
校長のでっちあげ報告によって「指導力向上を要する」との判定が下され、
一方的に研修命令が出されることがあり得るという、
この「フォローアップシステム」のもつ欠陥が明らかになりました。
県教委に提出する校長報告書の内容が本人に明らかにされないまま、
判定委員会の資料となっています。したがって校長が恣意的に教員を排除するため、
虚偽の報告を行っても何らチェックすることができません。
県教委の本人に対する事情聴取も形だけのものでした。
判定委員会の判定作業は、本人の意見を直接聞くことなしにすすめられています。
こうした欠陥が明らかになった「フォローアップシステム」は、ただちにその運用を中止し、
不当な判定が行われないよう、制度改善を図ることが必要です。
そしてなにより、誤った報告書に基づく今回の研修命令についてはただちに撤回しなければなりません。
高教組は県教委に対し、研修命令の撤回をもとめて交渉を続けてきましたが、
県教委は「出した命令を撤回することはできない」との態度をついに改めませんでした。
校長による虚偽の報告書を何ら検証もせず判定委員会に提出した県教委の責任は重大です。
命令撤回を求め人事委員会に不服申立を行う
高教組と当該者は、今回の不当な決定を撤回させるため、
8月11日、県人事委員会に対して不服申立を行いました。
あわせて当該本人に対してすら明らかにされていない校長からの
報告書、判定委員会の議事録、判定委員の氏名を明らかにするよう
個人情報保護条例に基づく個人情報の開示を請求しました。
当該者、高教組とともに撤回の取り組みを進める決意を表明
当該者の研修開始日となった23日朝、県立教育研修所の玄関前で、
本部・丹有支部・有馬分会の代表と地元北播支部組合員による激励会を行いました。
そこでは本部の経過報告ののち、支部・分会が激励と決意表明を行いました。
本人からも「みなさんの支援で、頑張っていくことができます。
少しでも早く職場に戻れるよう頑張ります」との決意表明がありました。
その後、高教組本部と有馬分会の代表が研修所長と面会し、
「当該者は本来『指導力向上を要する教員』にはあたらず、
不服申立等の手続きもしていることを十分理解し、対応してもらいたい」と申し入れました。
有馬高校校長と県教委に対し
抗議電報・はがきを支部・分会から集中を!
兵庫県立有馬高等学校 校長 梶谷 正治 宛
〒669-1531 三田市天神2−1−50
抗議文例: 「指導力向上を要する教員」判定への、
虚偽と推測にもとづく報告書を撤回し、
当該本人に謝罪せよ。
兵庫県教育委員会 教育長 武田 政義 宛
〒650-8567 神戸市中央区下山手通5-10-1
抗議文例: 虚偽の「報告書」にもとづく有馬高校教員
にたいする「指導力向上を要する教員」判定
と研修命令をただちに撤回せよ。
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