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高教組通信No.23
◆統廃合・学科改編おしつけに地元から反撃

2005年02月14日


自治体首長から、西播のある学校長へ
「統廃合反対で協力してほしい」
統廃合・学科改編おしつけに地元から反撃

 県教委は、昨年3月24日、「高校教育改革第一次実施計画後期分」の校名発表を行いましたが、 西播学区の統廃合対象校と西宮・明石・西播各学区の総合学科への改編については具体的校名を明らかにせず、 2004年度中に発表するとしていました。

 県教委はこれまで「統廃合や学科の改編については当該校の教職員の意見を聞き、 いきなり押しつけることはしない」と言ってきました。 また、教育次長は県会に[PTA・同窓会の意見も聞く」と言明しています。

 ところが今年度になってからは、上記3学区のどこの学校においても教職員が 統廃合や学校改編について意見を聞かれたことはありません。 私たちの問い合わせにたいして県教委は、 「3学区の統廃合・学校改編は決定したこと。具体的校名は決まっていない。学区内すべてが対象校」 などという態度を、いまなおとり続けています。


県民・自治体から反対の声

 こうした県教委の姿勢に対し、西宮・明石では「勝手な学校改編、選抜制度の変更は許さない」 との住民運動が広がり、高校生も自分の意見を表明しはじめています。 また、昨年統廃合が発表された神戸第2学区でも「鈴蘭台・鈴蘭台西の統廃合反対」の市民運動が広がっています。

 そのようななか、つい先日西播のある学校で、校長が朝の打ち合わせにおいて全教職員に対し 「地元首長から『貴校が統廃合対象との噂がある。地元にとって大事な学校なので反対運動を起こしたい。 協力してほしい』との申し出があった。校長としては反対運動に協力することはできないが、 混乱があるといけないので教職員のみなさんにお知らせします」と報告しています。 地元自治体として地域の高校が何の相談もなく統廃合されたり、 学科改編されることを黙って見過ごすことができないのは当然です。


高教組、全自治体首長・教育長に緊急懇談を申し入れ

 高教組は年度末を間近にして、あらためて西宮・明石・西播の各学区のすべての市・町長、 教育長に対して、右のような緊急の申し入れを行いました。 すでに一部の自治体からは懇談の場を設けるとの返事もいただいています。

 県教委が、教職員・地域の意見も聞かず、具体的校名を発表することは、 「参画と協同」をかかげる県の姿勢ともまったく矛盾するものです。 いま県教委に求められているのは、地域の声を聞き、高校のあり方を地域住民と真剣に、 ていねいに論議していくことです。

兵高教組総発第210号
2005年2月9日
     市町長・教育長 様
兵庫県高等学校教職員組合
中央執行委員長 津川 知久


地元の県立高等学校統廃合・学校改編問題についての懇談のおねがい


 暦のうえでは春とはいえ、厳寒の続く今日この頃、貴職におかれましては 日頃は兵庫の教育、とりわけ地元の高等学校の教育活動にご協力いただいて いることに感謝申し上げます。

 さて、兵庫県教育委員会は、昨年3月24日、「『県立高等学校教育改革第一 次実施計画』における後期計画に係る推進計画対象校」を発表しました。そ こでは、平成20年度に西播学区で2校を1校に統廃合する、西宮・明石・西 播の各学区で1校を総合学科へ改編するとしました。しかしその学校の具体 的校名については明らかにせず、2004年度中に校名発表を行うとしました。 一方県教委はこれまで高校の統廃合や改編については「いきなり押しつけ ることはしない。校長・教職員の意見は聞く」と言明してきました。最近で は県会にたいして「教職員はもとより、PTA・同窓会の意見を聞く」と教 育次長が述べています。また昨年度校名発表があった学校については以前か らそれぞれの学校において不十分ではあってもそれなりの検討がなされてい ました。

しかし今年度校名発表予定の3学区については、現在にいたるも地域内の どの学校においても教職員や地域住民・保護者に対する統廃合・改編につい ての説明等がなされていません。私たちの問い合わせに対して県教委は、「対 象校はまだ決まっていない。学区内のすべての学校が対象となりうる」とこ たえるばかりです。かりに、このままの状況で校名発表ということになれば、 それぞれの地域の生徒・父母・住民や教職員にとって、まったく「寝耳に水」 の話となり、県教委自身のこれまでの約束にも違反することとなります。何 より地域の高等学校は地域住民のものであり、地元自治体をはじめとして生 徒・父母・住民のみなさんの意向を無視して、勝手に学校を統廃合したり、 その性格を大きく変えるような学科改編はあってはならないことです。何の 説明や協議もないまま年度末も押し迫ったこの時期に一方的に校名を発表す ることなど許されるものではありません。

 つきましては、下記のことについてよろしくご検討いただけますようおね がいします。




 高校統廃合・改編問題について、貴職と私たちとの懇談の機会を早急に 設けてください。

 貴職より、次の点を県教育委員会に申し入れてください。

(1)  地元との十分な協議・合意なく高校を統廃合したり、改編したりしないこと。

(2)  当面、今年度中の統廃合・総合学科への改編校の具体的校名の発表は行わないこと。

以上


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