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職員会議規程改悪から20年(神戸県立支部)

2003年07月10日


職員会議規程改悪から20年

                                 昭和五十八年九月十二日  各県立学校長殿                                        兵庫県教育長
職員会議に関する規定の整備について
 校務の円滑かつ適正な運営については、平素から格段のご努力をいただいているところであります。  さて、職員会議については、その規程のない学校や規程の内容が不適切な学校も見受けられます。  ついては、下記事項の趣旨が生かされるように、速やかに規程を整備されるよう通知します。
 1 職員会議の性格は校長の職務遂行上の補助機関であるということが明確にされていること。  2 校務運営に関する校長の決定権が明示されていること。
1983年、職員会議規程改悪通知
それに対する高教組の撤回要求書
職員会議に関する規程の整備についての教育長通知 撤 回 要 求 書

 貴委員会は去る九月十二日、教育長名による「職員会議に関する規定の整備について」の通知を各県立学校長あてに出されました。  この貴委員会の「通知」は高校教育課長櫛橋勇氏の発言によるとあくまで「指導通知」だとされているが、明らかに各学校の教育現場への管理統制の意図を持った、教育行政としては行ってはならない不当な介入行為と断ぜざるをえない。  我々、教職員は県民の教育要求にこたえるべく、日夜教育活動に専念し、学校現場は従来より職場の総意により職員会議は運営され、何ら混乱もなく正常な学校運営がされている。  さらに昨今の国民の教育に寄せる期待は、校内暴力等の非行の多発とあいまって厳しいものがある。このとき全教職員がさらに、一丸となって教育活動を推進していく根幹の職員会議に対する今回の介入は職場に無用な混乱を持ち込み、教育を破壊するものであり、我々は断じて容認することはできない。  速やかに、教育現場への介入をやめ、今回の教育長「通知」を撤回されることを抗議を含めて要求する。  万一「通知」撤回がなされない場合起る学校現場の混乱は、あげて貴委員会の責任であることを付言しておく。
                           一九八三年九月一二日                               兵庫県高等学校教職員組合                                   第一二三回中央委員会

神戸高塚高校事件から13年

 1983年、全国でも先駆けて、兵庫県教育委員会は「職員会議が校長の職務遂行上の補助機関」であるという『職員会議規程』を各学校に要求してきた。そのことが上程された各校の職員会議は荒れに荒れ、怒号が渦巻いた。そのとき、校長は、自分が県教委の僕であることを認めたのだ。その頃怒号を上げて校長に噛みついた教師たちが、今、新たな校長になっている、ということは、これもまた仕方がないことなのだろう。  そして、1990年7月6日、神戸高塚高校事件が発生し、翌年には県農での入試答案改竄事件が起きた。高教組の予言通り、上意下達式の会議は、結局学校を枯渇させていた。  県教委は、1991年5月10日付けで、3本の通達を出している。

   兵庫県教育関係通知・通達集(平成13年度版)    p 604 「公務員倫理の確立といきいきとした職場づくりについて(通達)」    p1172 「こころの通いあう学校運営について(通達)」    p1579 「人間的なふれあいに基づく生徒指導の推進について(通達)」

こころの通いあう学校運営について(通達)
 既に御承知のように、昨年度末本県の高校入試において、学力検査答案の改ざんという不祥事が発生しました。学校の指導監督等を行う立場の県教育委員会として、深く反省をいたしております。  県教育委員会は学校と手を携えて、本県教育の信頼回復のために全力を傾注しているところです。学校においては、改めて、教職員全員が一致協力してよりよい学校づくりを進める姿勢、こころの通いあう学校運営が求められています。そのことが、教職員と児童生徒のこころの通いあい、児童生徒同士のこころの通いあいにつながると考えます。  つきましては、各学校において、教育に対する県民の期待に応え、信頼を築き上げていくために、今一度下記の事項にご留意のうえ、豊かな感性と謙虚な思いをもって教育活動を実践していただくようお願いします。

1 保護者や地域の人々に支えられた学校づくりをめざして
 学校の教育活動は、教職員の意見等を十分引き出すことによって最善の計画が作成され、積極的に取り組まれる必要がある。そして、それは社会的通念や常識に沿ったもので、保護者や地域の人々等広く関係者の支持・協力を得ることができるようなものでなければならない。その意味からも、学校が地域に対して広報活動を行うとともに、保護者や地域の意見を聞くような方途を講じることも大変重要なことである。
2 マンネリに陥らず日々新たな思いを込めた教育活動を求めて
 学校が、教育目標に向かって教育活動を行うためには、学校が組織として機能していることとともに、校長をはじめ一人一人の教職員が、日々新たな緊張感をもって自らの職務を遂行することがきわめて重要である。それには、すべての教職員がモラールを高め、意欲的にそれぞれの教育活動に取り組む必要がある。その際、校長はリーダーシップを発揮しなければならない。例えば、恒例の学校行事等であっても、マンネリに陥ることなく、そのつど新しい目で見直し、改善点を見つけ出し、その趣旨を全員が理解するよう努力することが大切である。
3 職員会議等において十分な共通理解を図るために
 各学校においては、日々円滑な学校運営のために努力していただいているところである。さらに創意と自主性に満ちた生き生きとした教育活動を実現していくためには、職員会議等において教職員が十分な意見交換を行って共通理解を深め、意志疎通を図ってお互いのこころのつながりと信頼関係を作り上げていくことが極めて重要である。校長は、これらが可能になるように、こころの通いあう学校運営の在り方を工夫し、常に細かに配慮することが肝要である。
 第3学区に吹き荒れている「特色化」等の押しつけを、校長に独走させてはいけない。

編集後記
★『走っている自転車は倒れない』〜これは、『明けない夜はない』という言葉と同じく、希望の表現だった。★頑張って走ってさえいれば、惨めな挫折や暗い停滞は避けられる、と。★でも、それは「信じられる未来」を前提している。今、どんな未来が信じられるか。さあ、この辺りで一度倒れよう。そして一体何処に向かって走っているのかを確かめよう。★走っているのは地獄への道じゃないのか? 右の写真は、5月24日、北朝鮮有事やイラクでの役割を確認し合う支配者たちだ。私たちの声は?(meiro)

県高支部ニュースNo.13より


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