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高校生が署名を届けた。
小泉首相はそれを無視し、
「教師はちゃんと教えろ」と注文した。
請願事項
平和的解決を目指し、各国軍隊撤退を呼びかけ、これ以上イラク国民を傷つけないよう、そして日本国民一人一人の安全に責任を持つべき一国の首相として、勇気ある行動をして下さい。
請願趣旨
テロに反撃することがテロに屈しないこと なのでしょうか。武力で対抗するのではなく……平和的解決こそイラクの国民を救うのに必要なことであり、小さな事でもめげずに復興を支援することこそ、テロに屈しないことではないでしょうか。私たちは憲法九条に誇りを持ち、暴力の連鎖を断ち切るため、平和的解決を願います。
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宮崎県の高校3年生が「自衛隊ではない人道支援を」という請願書を自分で作り、その署名を5358筆も集め、自分の手で小泉首相に届けたい、と、手続きを踏んで2月2日内閣府に届けました。(この5300筆という署名を集めることが、どんなに困難で驚異的か……)
その後に開いた記者会見で、首相は「読んでいない」と、ごく当たり前のように言い放ったのです。その言い方は、そんなこと(私に抵抗する内容)を読む目は持たない、そんなことを聞く耳は持たない、そんなことを説明する口は持たない、と宣言するに等しいものです。 あのブッシュ大統領でも、ここまで投げやりな言い方はしないでしょう。
しかもその上、記者団から「読む考えは?」と聞かれた彼は、その質問を全く無視し、「教師は自衛隊派遣の意味をちゃんと生徒に伝えて欲しい(*)」などと、教師にとっては身体の底から怒りで震えてくるようなことを、いとも簡単に付け加えました。河村文部科学相に至っては、さらにこと細かく学校教育に注文を付け、首相放談を後押ししました。これらの無責任発言の責任体制は一体どうなっているのでしょうか。
(*)新聞によると、次の発言があったようです。
「自衛隊は平和的貢献するんですよ。その辺も学校の先生もね、よく生徒さんに話さないとね。それはいい勉強になると思いますよ。世の中、善意の人間だけで成り立っているわけじゃないと。なぜ警察官が必要か、なぜ軍隊が必要か、各国ね。そういう点もよくイラクの事情を説明して、生徒さんになかなか国際政治は複雑だなという点を先生がね、もっと生徒に教えるべきですね。」
また、河村文科相の発言は、
「自衛隊は武力行使に行くわけではないことを丁寧に教えなければならない。(高校公民の指導要領で日本の安全保障の問題を理解させるよう明記されていることなどを挙げ、)自衛隊が何の目的で行くのかを高校生なりに理解してもらう必要がある。法的根拠もあるのだから、事実に基づいて教えていただくことが大事だ」(……法的根拠がないからこそ紛糾しているんじゃないのか?)
現政府には、「憲法改定」を到達点とする「教基法改定」が始めからあって、そこから振り返りながら物事を進めているから、言うこと為すことすべてが、現憲法と現教基法に対して何の遠慮もなくクーデター的になり、違憲状態に全く無頓着・無責任になっている。
先日の国会でも、「先遣隊調査報告書」が先遣隊派遣時には政府官僚の作文として出来上がっていた、ということが問題になっていました。とにかくいいことを書いて一気に国会を通過させて既成事実を造ってしまえ、という魂胆だったようです。この『国民を騙し、国会を馬鹿にした「自衛隊派遣騒動」』は、笑い話ではなく実話だから無惨。
教師は、その辺のところを、ちゃんと教えなければならないのかもしれません。
県高支部ニュースNO.35より
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