投稿より 〜 人質になった3人の方々への手紙
私は、兵庫県で高校教師をしている者です。
あなた方の解放のニュースに接したとき、思わず胸が熱くなりました。
でも、自己責任論というとんでもない理屈に惑わされた誹謗や中傷が日本には溢れていました。私は、それを考えて欲しくて、高校2年生への授業で、あなた方のことを話題にしました。そのとき生徒たちが書いた手紙をいくつか紹介させて下さい。
つたない表現ですけれど、みんな、あなた方のことが大好きです。
高遠さんへ
日本に帰ってからの反発などが大きいと思います。だけど、私には高遠さんがすばらしいボランティア活動をしていたと思います。だから、反発はあるかと思われますが、ボランティア活動を続けてくださいね。心から応援しています。
高遠さんへ
解放され、おめでとうございます。貴方は本当にいい人だと思います。30歳から色々な国でボランティア活動を続けて、僕は尊敬しています。今回の事件ではショックだったかもしれませんが、ゆっくり安心して休んでください。
いい人は、いいことを約束されていると思います。これからも頑張って下さい。
高遠さんは、何回もイラクに行っていろんな支援活動をしていて、すごくえらいな、と思います。他にも、インド、タイ、カンボジアでボランティア活動をしていてすごいな、と思いました。イラクで誘拐されて、とてもつらい思いでいっぱいだろうと思うけど、これに負けないで、これからもボランティア活動を続けて欲しいと思います。
今井さんは今年の3月まで高校生で、私たちと年が2つしか違わないのに、18才にして、世界に目が行っていて、とにかくすごいと思いました。
高遠さんは、イラクの人たちのためにイラクに行って、本当に勇気のある人だと思う。
日本人の中には「行く方が悪い」という人がいるけど、私は心から讃えたいと思う。
今井さん、高校生でフリーライターをしているってすごいと思う。私は今度のニュースを聞くまで、イラクがどうなっているかなんて全然知らなかった。
これからは、イラクのニュースに耳を傾け、イラクの人々の気持ちになって考えていきたいと思います。
今井さん、高遠さん、郡山さん、……みなさんの想いを、私は誇りに思います。
あなたがた3人は、自分たちの意志でイラクという危険なところに入っていきました。でもそれは、ちゃんとした目的がありました。とてもすばらしい目的が。
イラクの人たちはあれだけ辛い思いをしてきていますから、アメリカに関わる国の人々を信じられる訳がありません。そのことをみなさんはよくわかっていると思います。
それでもあえて、イラクに足を踏み入れたのだと思います。私はあなたがたのその勇気を、絶対忘れません。
今、3人とも、ストレスがたまってしまって、病気になりかけているとニュースで聞きました。でも、たぶん、たくさんの人が3人を心配したと思います。私も、TV速報で3人が無事解放されたことを聞いてホッとしました。本当に良かったです。
日本に帰って来た今、早く3人の元気な姿が見られれば、と思っています。
高遠さん、今井さん、郡山さん、おつかれ様でした。
今は、大切な家族の人とともに、ゆっくりと休んで下さい。
高遠さんが言っていた
「それでもイラクの人を嫌いになれません」
という言葉にすごく心を打たれました。
私も平和を願う気持ちを忘れないでおこうと思いました。
みなさん、おかえりなさい。
人質になったとき、生きて日本に帰れるのか、日本で平和に暮らしている私たちには全くわからないつらさや苦しさがあったと思います。
この事件によって、日本の人たちは、今まで以上に、日本も、目の前にある戦争を知らされたと思います。
高遠さん、今井さん、郡山さん、そして家族のみなさん、解放されて本当によかったですね。日本の政府の対応はすさんだものだと思いました。
あなた達の命がかかっているというのに、政府は対応しきれず、まったくいけなかったと思います。でも、本当に、助かってよかった。
今回あなた方が解放されたことを聞いて、本当に良かったと思いました。
あなた方がイラクに行って為そうとしたことは、本当に素晴らしいことだと思います。
政府は「行くなと行っているのに行く方が悪い」なんて言っていますが、全然悪くないと思います。
3人のみなさん、無事でなによりです。みなさんの活動は、僕等に勇気をくれます。
編集後記
★去年の今頃、有事法制3法案の反対を叫んでいた。★教育基本法改悪反対を叫んでいた。★あれから1年。日も米も、矛盾に満ちたまま自らの袋小路を相変わらず進み続けている。★"WAR IS OVER. IF YOU WANT IT."という歌がある。私たちはそれを欲しなければならない。(meiro)
県高支部ニュースNo.05より