戦争について
そもそもの始まりから、アフガン戦争もイラク戦争も間違えている。
例えばあなたは、あなたの息子や娘が、手足を引きちぎられ、頭を吹き飛ばされて死ん
でしまうのを、日々の恐怖の中でなら容認できるか。
例えばあなたは、幸せだった家族との生活が、空から降ってきた放射能によって、じわ
じわと逃げ場のない闘病生活になってゆくことを、戦争なんだからと言って容認できるか
。
遠いアフガンやイラク、パレスティナだけの話ではない。このことは、あなたとあなた
の子ども達へと、やがて通ずる話なのだ。
ほんの少し、想像力をこの日本の日常から外へと延ばせば、戦争によって人が殺される
、というのは、あなたやあなたのかけがえのない子どもが殺される、ということだという
ことがわかる筈だ。しかも、日本政府は、本気で戦争を準備している。
酒鬼薔薇聖斗が何故彩花ちゃんや淳君を殺したか。彼は、自分を守る(勝者になる)ため
に、他者への想像力を切り落としたからだ。彼が、自分の原理として、自分を守る鎧とし
て、しかも自分で設定した「バモイドオキ神」からのお告げとして、周到な自己欺瞞とし
ての責任回避を14歳の内面で完成したとき、彼自身が凶器となったのだ。
「この世は弱肉強食の世界であり、自分が強者なら弱者を殺し、支配することができる
。僕は『争う意志』を持っています。他人はこのことをあまり気づいてはおらず、気が付
いている点で僕は勝っていると思います。」
「自分以外の人間は野菜と同じ。だから切っても潰しても構わない。」……と。
そのことと、イラク戦争はまったく次元が違う、だろうか?
ブッシュのアメリカやシャロンのイスラエルは酒鬼薔薇聖斗ではない、と?……そうか
もしれない。個人の性格と国家の性格とを混同してはならない、のかもしれない。
でも一体何処が違うのか。一体、個人が他の個人を殺してはいけないが、国家なら他の
国家で普通に生活している人々を殺しても仕方ない、という根拠があり得るのだろうか?
ラムズフェルドのアメリカは、アメリカ宇宙軍のエネルギー源として原子力発電所を地
球の周回軌道に建造する、と言っている。アメリカというフロンティア精神は、インディ
アンを殺戮し、地球をアメリカンダブルスタンダードのグローバリゼーションによって嘗
め尽くし、挙げ句の果てに宇宙空間を我が物顔にのし歩いている。どんな口実を取り繕っ
たとしても、征服者としての彼等の脳裏には、「他者も、自分と同じように、痛みの感覚
もあるし、喜びや悲しみの感情もある」という事実に思い至る能力を切り落としたままだ
。
それが、現今の政治家の「ノーブレス・オブリージェ(選ばれた者たちは、エリートと
しての重い倫理と責任とを持たねばならない)」であるのなら、イラクやパレスティナの
人々と同じように政治家から騙され、見捨てられている「米国や日本の一般民衆」は、人
類最後の世代になることを阻止するために、連帯の声を挙げなければならない。
私は復讐したいとは思わない。復讐ではないのだ。そうではなくて、世界の修復を望む
だけだ。次の写真のなかにも、わたしは居る。あなたも居るはずだ。私たちの叫び声が届
き、世界が修復される可能性を、復讐に燃える彼らとともに祈ろう。
怒りのガザ
〜この怒りのデモの上に、空と陸からミサイルは発射さ
れた。
(パレスティナ:ガザ地区、ラファの街で。)
2004年5月19日。ガザのアル・メザン人権センターは、この日、昨日のイスラエ
ル軍による侵攻以来、ラファのテル・アルスルタン地区にあるSOS協会が運営する孤児
院に99人の子どもと18人の女性教師・職員が閉じ込められていると報じた。家族とと
もにそこで暮らす孤児院の経営者は、何度かイスラエル軍が孤児院に向かって発砲したと
述べている。
テル・アルスルタンでは拡声器が、16歳以上の男は全員近くの学校に集まるようにと
呼びかけている。テル・アルスルタンからの情報によると、イスラエル軍は、その指示に
従った男たちに発砲し、4人が死亡したという。
上の写真は、ラファのパレスチナ人住民がイスラエル軍のやり方に抗議して、そのテル
・アルスルタンに3000名が行進している光景である(5月19日撮影)。
この写真を撮った数分後、イスラエル軍は、この非武装の抗議行進に、戦車砲とアパッ
チヘリコプターから、ミサイルを撃ち込んだ。
(http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/)
編集後記
★年金法案は、衆議院を通過したあとから資料の嘘が次から次へと発覚し続けて、これを
通してしまったら議員たちの良識が疑われてしまうという代物になり果ててしまっていた
。★その年金法案が、参議院も通過した。★国会という混乱の陰で、官僚や議員たちは有
事法案を「粛々と審議」し、マスコミは一切沈黙している。★法案の嘘を報道せよ。賛成
議員を顔写真付きで載せ、それぞれの議員のコメント(謝罪文)を掲載せよ。(meiro)
県高支部ニュースNo.08より