2004年度県高支部大会開かれる
要求は決して値切らない!
平和、教職員のいのち・暮らし、教育で議論
7月3日、2004年度県高支部支部大会が開催されました。代議員総数の過半数を大きく超える参加のもと、平和、いのち、暮らし、教育について熱い議論が交わされ、交流も深まりました。
採決の結果、第1号議案、2号議案とも全員一致で採択されました。
進む多忙化、むしばまれる教職員の健康
高校、障害児学校を問わず、今、学校現場は、多忙化に拍車がかかっている状態です。多忙化の原因は、「高校特色化」など、文科省が、校長を通して押しつけてきている民主教育に対する攻撃です。
・4時間連続授業は当たり前、5時間連続も(神戸甲北)
・障害児教育の変わり目で多忙。(神戸養護)
・やってもやっても仕事は終わらない。校長などの言っていることはいいとは全く思わないが、(それに対しておかしいと)言うものしんどい。(鈴蘭台西)
・毎日22:00〜23:00まで約1ヶ月間仕事をしてきた。しんどい。その上最近は 試験中でさえ年休が取れないようになってきている。(北須磨)
その結果、各学校から、教職員の健康に関する深刻な報告がなされました。
・「5月中旬でこんなに疲れたのは初めて、病休をとる人の気持ちがわかる。」という声が。(神戸養護)
・教師が病気で亡くなることが増えているのではないか。支部で調査してほしい。(兵庫)
・病休をとっている人が4人もいる。5月にも学校で倒れ、救急車で運ばれた人も(舞子)
・病気で入院している人がいる。(北須磨)
そのほか、大会後の交流会では、御影高校での現職死の話も報告されました。
にもかかわらず、
権利さえも値切る校長=安全衛生管理者
そして、この深刻な事態に対して、校長=安全衛生管理者は、どのような対応を行っているのでしょうか。
・前もって校長がわかっていることしか割り振りの対象業務としない。また勤務時間の割り振り変更による「勤務時間の解消」は、午前中は「やめてくれ。」(神戸甲北)
・「勤務時間の割り振り変更はしない。」(舞子)
・勤務時間の割り振り変更による「勤務時間の解消」は2時間まで。2時間と2時間を合わせて4時間の解消などは認めない。(神戸高塚)
・職員の総意を無視して、勤務開始時刻は前倒しを行う。(星陵)

まさに、安全衛生管理者たる校長の多くが、この深刻な事態に対して無策なだけでなく、私たちの当然の権利さえ、値切りを行い、さらに事態を深刻化させているのです。しかも、校長が押しつけてきている「学校特色化」なるものは、学校間競争をあおるのみで、生徒にとって、学校にとって、教育にとって有益なものではない、このことも多く報告されました。
県高支部では、今後も教職員のいのちと健康を守る取り組みに全力を尽くします。
神戸養護学校の教室不足解消・
技能労務職員の定数削減阻止
また、各学校それぞれが抱えている課題も多く出されました。支部としても要求実現に向けて取り組みを強化します。
・高等部の生徒増により、教室がないという状態。現在も特別教室を転用しているが、来年は無理。緊急要求書を出すので支部としても取り組みをしてほしい。(神戸養護)
・技能労務職員の定数削減、さらには民間委託の攻撃がかかってきている。なんとしても阻止を。(のじぎく養護)
・校舎建て替え後、学校が異常に暑い。こんな暑い学校はない。(兵庫)
・労安委員に組合代表を選出させるよう取り組みを進めている。(神戸聾学校)
また、須磨東高校の三者協議会に向けての取り組みなど、各分会での取り組み交流も行われました。
鈴蘭台高校と鈴蘭台西高校の統廃合問題
鈴蘭台高校と鈴蘭台西高校の統廃合問題では、それぞれの分会の思いを大切にしながら、その上で、第2学区の教育を守り発展させる取り組みを行うことを確認しました。近々に両分会合同の懇談会を開きます。
「見える組合運動」を
神戸北高校では、新組合員加入といううれしい報告がありました。教職員を取り巻く、この深刻な状況を打開するために、私たちの組織を大きくしていくことは何より大切です。高教組県高支部、そして分会が、今、何を考え、どういう取り組みをしているのか! このことを多くの教職員に見える形で伝えていきましょう。そしてまた、来年の大会でうれしい報告をいっぱい交流しましょう。
追伸 紙面の関係で掲載できなかった代議員の皆さん、本当にすみません。
編集後記
★過労1。仕事が定時で終わらないのは当たり前だし、持ち帰り仕事も多い。★過労2。なんだか、忙しくていつも満杯状態。自分がやっていることの意味や価値を、じっくり落ち着いて考えられない。★過労3。大量リストラされた元社員が給料半額で大量再雇用された、というニュースを怒らずに聞ける。★過労死。これでおしまい。身も心も。(meiro)
県高支部ニュースNo.12から
|