分会・支部・本部が県教委と共感
「職場での話し合いと
共通理解が大切」
星陵高校の
勤務開始時刻変更問題で
県教委交渉
星陵高校の延藤校長(以下、校長)が、教職員や分会の反対を押し切り、一方的に勤務開始時刻を変更した問題は、すでに県高支部ニュースbP1で報告しました。県高支部は、この問題の解決に向けて8月18日、県教育委員会教職員課と交渉を行いました(分会役員、支部役員、本部西山書記次長が参加)。分会長からの経過報告や支部からの問題提起など1時間にわたって交渉を行いましたが、この交渉で、分会・支部・本部と県教委は、「職場でもっともっと話し合いをする必要があること」「職場での共通理解が大切であること」などで意見の一致をみました。
「たかが5分間」ではない!
星陵問題を巡って、交渉の中で支部が明らかにした問題点
●校長は「たかが5分間」などと思っているかもしれない。しかし、たとえ5分間であっても、労働条件の変更を、分会や職場の合意なく、一方的に、しかも年度途中から強行した校長の姿勢は厳しく問われなければならない。つまり、この問題は、勤務時間の割り振り権者としての責任のあり方にかかわる重要な問題だ。
●5分間の勤務開始時刻の前倒しは、実質5分間の超勤につながる。5分間の前倒しは合理的に理由がないばかりか労働条件の悪化を招く措置だ。
●教職員の反対を押し切ったことで、教職員と校長との信頼関係が大きく損なわれた。校長の今回の対応は、高塚高校事件の反省の上に立って出された通知、「こころ通いあう学校運営について」に反するものだ。
●年度途中の変更は、職員に様々な不都合を生じさせるおそれがある。あえて年度途中に変更する必要などない。
分会や支部は、以上の問題点を県教委に伝えるとともに、問題解決に向けて粘り強く交渉を行いました。これに対して県教委は「確かにもっと話し合いをすることが大切」「年度途中の勤務時刻の変更は望ましくない」などの回答を行い、職場での議論・共通理解の必要性などについて、分会や支部、本部との合意が得られました。
勤務時間を元に戻した上での議論が筋
星陵高校の教職員・分会、支部、本部、さらには県教委が、職場での話し合いと共通理解が必要であると感じています。このように誰もが感じる、いわば民主的な手続きを星陵高校長はこの問題を決定するにあたって大きく欠いた訳です。いま、校長が行うべきことは、いったん勤務開始時刻を元に戻すことです。その上で、それでも勤務開始時刻を5分早めることが星陵高校のためと考えるのであれば、教職員、そして分会とじっくりと議論を行い、共通理解を得なければなりません。これこそが、勤務時間の割り振り権者としてのあるべき姿ではないでしょうか。
問題解決に向けての努力を県教委に強く要求
「この交渉をふまえて、校長と話をする」
勤務時間が、いくら校長の専決事項とはいえ、校長の今回の対応が、県教委の責任で出している「通知」を逸脱していることは明らかです。とすれば、この問題解決に向けて、県教委が責任を果たすことは当然必要です。分会や支部は、交渉の中で県教委に対して、問題解決にむけて積極的な役割を果たすよう強く要求しました。これに対して県教委は、この交渉をふまえて校長と話をすることを約束しました。
校長は6月23日の支部との交渉において、「星陵高校のために」ということを強く強調しました。校長が本当に「星陵高校のため」と考えているのであれば、いま、大切な決断が迫られていると考えます。職場の混乱を生じさせてまで勤務開始時刻を5分早くすることが「星陵高校のため」になるのではありません。その決断とは星陵高校の教職員や民主的な手続きを大切にすること、つまり勤務開始時刻を元に戻すことです。このことこそが、本当の意味での「星陵高校のため」になるのではないでしょうか。