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すべての良心を叩き起こすための悲鳴を!!(神戸県立支部)

2004年11月16日


奪われるファルージャ

 ファルージャを見殺しにするな、という詩が、数日前にメールマガジンで届きました(TUP速報=下記URL)。アメリカの虐殺行為に対して、世界は沈黙を守ったまま、何もできずにいるように見えます。

 ファルージャとは何か。この詩では、
「ファルージャは、ファルージャの民の街ではなく、あなたの街であり、あなたの歴史だ。次は、あなた方の番だ」
と警告をしています。そうだと思います。たとえば、香田証生さんが殺されたとき、私は、このままでは次は自分の息子たちの番であるということを、暗澹たる思いで考えていました。

 このメールの発信者は、イフサン・アリ・スレイマン氏です。彼は、高遠菜穂子さんのボランティア協力者の一人であり、高遠さんたちが誘拐されたとき、3人の解放に渾身の努力を傾けて下さった、バグダッドのエンジニア(会社経営者)です。
 高遠さんがイラクから離れることを余儀なくされた後、彼はストリートチルドレン(「ナホコの代わりに俺が人質になる」と訴えた少年もいました)の自立支援プロジェクトを、高遠さんと連絡を取りながら軌道に乗せました。失業率数十パーセントのイラクで、社会から無視されていたストリートチルドレンの一人ひとりに合う仕事を斡旋しているのです。またファルージャを初めとする各地の病院へ医薬品を届けたり学校再建へ働きかけたりと、高遠さんの想いをしっかりと受け継いでいます。
 高遠さんの本やブログを読むと、忍耐強く、思慮深く、勇敢な人物像が浮かんできます。そのスレイマン氏がこのメールを世界に向けて発信したのです。ファルージャに対して沈黙を続ける世界に対する怒りと哀しみとが、穏和な彼の胸を焦がしているのを、私は痛く感じます。

***************** 以下、転載 ****************

奪われるファルージャ

ファルージャの誰もが、
そのすべてが 奪われようとしている
女も、子供も、家族も
歴史も、人間性も、平和も

なのに世界は
米軍がどんなふうに市民を殺すのかを
軍用機がどんなふうに使われるのかを
ただ見ているだけ

ファルージャに
今度はどんな兵器が使われるのかを

世界はまるで死体のように
感情も持たず
なんらの反応も示さない

ファルージャが何を意味しているのか、わかるだろうか?
それは世界のどこにでもある町のこと
それは広島であり、カブールであり
ファルージャは、人類の暗黒の未来であり
民主主義と平和の名における殺戮だ

ファルージャは、ファルージャの民のものにとどまらず
今日の世界の象徴となっている
大きな魚が小さな魚に食らいついている 今の世の

沈黙していれば、次はあなたの街の番が来るだろう
あなたの歴史が 次の餌食となるのだ
最新のテクノロジーがいかに安易に
なんの罪もない子供や、力のない人々を殺せるか
見ているがいい
そうしたら次はあなたたちの番だ

今日の犯罪に目をつぶっているすべての人々は
歴史と人類の前に この犯罪の共犯者となるだろう
そして、誰も卑怯者や臆病者を許しはしないだろう
シェイクスピアが "to be or not to be" と言ったように

ファルージャは、泣いてくれることを期待などしていない
ファルージャは、強烈な悲鳴を必要としている
すべての良心を叩き起こすための悲鳴を

(翻訳 千早/TUP翻訳メンバー)

***************** 以上、転載 ****************

TUP速報403号:ファルージャを見捨てるな/04年11月8日
http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/430


編集後記
★ブッシュは、ファルージャに残る数万人の市民を閉じ込めたまま、歴史の街を殲滅しようとしている。★それを許したのは誰か。それを座視するのは誰か。それをただの同情で終わらせるのは誰か。★ファルージャは、泣いて欲しいのではない。ファルージャは、世界のすべての街の象徴だ。★だから、すべての良心を叩き起こすための悲鳴が必要なのだ。(meiro)

県高支部ニュースNo.24より


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