Baghdad Burning
posted by river 2004/11/16
バグダッド在住の女性(24歳)が、2003年8月からウェブ上で日記をつけ続けています。その日本語版も作られ、upされる度に直ちに翻訳されています。
先日、11月16日の日記がupされました。11月13日の出来事に対して、煮えたぎるような憎悪と恐怖が伝わってきます。ここでは、抜粋をお届けします。
是非、全文をお読み下さい。
(全文:riverによるブログ:http://www.geocities.jp/riverbendblog/)
アメリカの誇り・・・
吐き気がする……文字通りの意味で。
アルジャジーラが放送したビデオが頭を離れない。
一面にイラク人の体が散らばったモスク(じっと動かないのは、お祈りや瞑想をしているのではない。死んでいるのだ……膨張しているように見えるものも……若者に寄りかかられた老人……そこら中に脚、足、手、血……濁った日の光が窓から射しこんでいる……音もない、動きもない恐ろしいところ……)。
と、突然静けさが破られる。死体に銃口を向けた警戒の姿勢で、海兵隊員が入ってきた。モスクに粗野なアメリカ兵の声がこだまする。ころがったイラク人についてやりあっている。死んでる?生きてる? 私は彼らが何をするだろうかと緊張して見守った。いかにも海兵隊員らしいおなじみの仕打ちをするものと思っていた。ごつい軍靴で、うめくかどうか蹴っとばしてみるんだろう。が、そんなことではすまなかった。突然、モスクに、銃音が響き渡った。海兵隊員が、死んでいるように見えた男性を撃ったのだ。続いて、「こんどこそ死んだぞ」と声がした。
目の前に繰り広げられた光景の恐ろしさに凍りついて身動きできなかった。ビデオが終わる頃には、部屋は静まり返っていた。アンカーの声と叔母のすすり泣く声だけが流れていた。いとこの小さな娘はすくみ上がって、スプーンを落とした。顔はショックで硬直し驚きで目を見張ってテレビに釘づけになっていた。
私は、喉につかえたかたまりのようなものを飲み下そうとしながら、懸命に涙をこらえた。いとこは、娘を見るにしのびなくて、両の手に顔を突っ伏していた。
(中略)
信じられない。まったく抵抗するすべのない人間を殺した。まるで疫病持ちの動物か何かのように。以前にもこれと同じような記事を読んだことがあるし、話にも聞いていた。負傷した一般市民が道路端に投げ捨てられたり、撃たれたりしていると。しかし、テレビで目の当たりにすることは、想像を絶していた。怒りで発狂しそうだ。
(中略)
なぜ、世界の人々は、この世に斬首事件しかないように騒ぎ立てるのか? どこがどう違うというのだ。もちろん違う。斬首を行っているのは「過激派」で、刑務所で拷問したり負傷した捕虜を撃ち殺したり(つまりイラク人を虐殺)しているのは、「アメリカの誇り」たちだ。・・・さぞ誇らしいことでしょう。
編集後記
★正常な精神回路を破壊された兵士が戦場をさまよっている。★あるいは、そうでなければ、戦場で兵士であり続けることができない、ということなのか。★パレスティナ(ガザ)では、13歳の少女イーマーン・アルハムスは通学途上銃撃されてくぼ地に倒れ、兵士の一人がさらに数メートルの至近距離に走り寄って、彼女の全身に15発も打ち込んだ。★もう、一人の兵士も要らない。(meiro)
県高支部ニュースNo.25より