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東京「君が代・日の丸」〜被処分者の手記より(神戸県立支部)

2005年03月01日


東京「君が代・日の丸」〜被処分者の手記より

「再発防止研修」はナンセンス!

 じりじりと暑い東京都水道橋で8月2日と9日の午前と午後の4回にわたり、「日の丸・君が代」強制に不起立などで不当な処分を受けた都立校240名の教職員に対して、暴力やセクハラ行為処分と同じ「服務事故再発防止研修」が行われました。欠席を考える程イヤで仕方なかった被処分者の私も、会場前に駆けつけた約300名の支援者の温かい拍手と激励に押されて「研修」を受けましたが、それは、多数の都教委職員やガードマンを門や廊下に林のように立たせ、ブラインドをしめ切り、質問も一切受け付けない異様なものでした。

 240名もの教職員を、勤務予定を変更させ、部活動合宿やその他の職務も停止させて呼び出しておいてなされる「研修」ですから質問に当然答える義務と責任があるでしょう。
 しかし、質問を求める声に「うるさい静かにしなさい」と命令し、質問者には傍にいって「繰り返せば退場」と勧告、記録をされ(指定された座席票をチェックするなど)、係りの態度は非常に高圧的でした。
 講義は「暴力、飲酒運転、セクハラの服務違反と同じ内容。減給、年金に影響すると説明して、被処分者を侮辱・恫喝する内容で「国旗・国歌」の説明は無し。質問は止められ、報告書を提出させられました。しかし、思想改造を迫る反省文を中止させたことは、地裁提訴や抗議運動の盛り上がりの成果です。

 「再発防止研修」の発端は、6月に横山都教育長が「再発防止の徹底を図り、適正な教育課程の実施、教育公務員としての自覚をうながす。指導に従わない場合や成果不十分なら、再度、研修を命じ、反省の色が見られず同様な服務違反を繰り返せばより厳しい処分を行う」と都議会で発言し、6月末、「服務事故再発防止研修」の「職務命令」が出されたためです。しかも7月、都教委は、被処分教職員のいる各校の校長らを集めて、被処分教職員の服務状況を監視し報告書を出すこと、各学校で「再発防止校内研修」を実施させるためのノウハウの研修を行うという狂った念の入れ様です。全く、被処分教職員を「他の教職員の迷惑者」とさせるための連帯責任、つまり「隣組」・「村八分」の状況作りと、思想改造の「踏み絵」で教職員の良心を潰そうと陰謀している、都教委悪夢の時代です。
 教育長発言で、特に注目すべきは、「今後、校長の権限に基づいて、生徒に、国旗国歌を理解させ、指導することを盛り込んだ職務命令を出し厳正に対処する。」として、最終目標である生徒の「内心の自由をしばる」ことをあらわにしています。

 先に7月、被処分者137名が東京地裁に研修の執行停止を求め提訴し、「研修の内容がまだ不明」と棄却されたものの

「研修が、思想・信条に反すると表明する者を、くり返し、研修させ、非を認めさせるならば、違憲、違法の問題を生じる可能性がある」
との警告が出されました。これは憲法判断に踏み込む内容で「日の丸・君が代」裁判では今までなく、事実上の勝訴にあたるそうです。この警告を梃子にする闘いができます。
(「日の丸・君が代」強制反対・予防訴訟を進める会  y・k)

県高支部ニュースNo.36より


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