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西宮今津高校校長の姿勢=地域の声を無視し続ける県教委(神戸県立支部)

2005年03月15日


教職員の総意を無視、
県教委通知などお構いなし。
西宮今津高校校長の姿勢=
地域の声を無視し続ける県教委

 3月8日、西宮今津高校に於いて、校長が、職員会議における教職員の総意を無視し、一方的に、総合学科改編を押しつけようとする暴挙を行いました。これは全県に大きな影響を与える問題であり、また同時に、西宮今津高校の校長の姿勢は、鈴高・鈴西統廃合で見られる県教委の姿勢そのものです。まさに「根っこは一緒」。県高支部として、この問題を取り上げ、西阪神支部や西宮今津高校を全面的に支援したいと考えます。

校長の意思だけで決められる問題ではない

西宮今津高校の職員会議での校長の言動について
 職員会議で多数の反対意見が出る中、次の2発言があった。

  1. 「職員会議の意見は参考意見としては聞くけれども全体の意見とは思っていない」
  2. 「職員会議で出された意見を県教委に伝えることはしない」
 県教育委員会は、県農、高塚事件の反省をふまえ、「こころの通いあう学校運営について」(通達1991.05)を出しましたが、以下のことを明記しています。
「生き生きとした教育活動を実践していくためには、職員会議等において…共通理解を深め、…こころのつながりと信頼関係を作り上げていくことが極めて重要である。校長は、これらが可能になるように…常に細かに配慮することが肝要である。」
 また、「管理運営規則」(留意点)の中でも、この「こころ通いあう学校運営について」(通達)を引き合いに出し、次のことを明記しています。
 『職員会議において、十分な意見交換、共通理解、意思疎通、信頼関係が大切だ』

 今回の西宮今津高校校長の言動は、県教委通知から見ても、許されるべきものではなく、全く根拠のない、独りよがりな対応と言わざるを得ません。そして、このような対応が、教職員と校長との間の信頼関係を損なうだけでなく、教職員間のまとまりをも損ない、その情熱に水を差す結果を生むのです。県教委通知は、教職員の共通理解や信頼関係がなければ、生き生きとした学校・生き生きとした教育実践は生まれないとしています。
 わずか2・3年在籍するだけの校長が、これまで西宮今津高校が長い年月をかけて築き上げてきた信頼関係や共通理解を、自らの上意下達式の無責任な判断によって台無しにしてしまうなどということが許されるはずがありません。

教職員の総意を大切にすることこそ校長の責務

 校長が職員会議の総意を無視するという事例は、今年度県高支部でもありました。いわゆる「星陵高校勤務時刻変更問題」です。その際、私たちは、教職員の総意を大切にしてこそ「星陵高校のため」になるのだという議論を、学校長とねばり強く行い、校長の最終判断によって、いったんは変更された勤務時刻を、教職員の総意に基づき、元へ戻しました。
 私たちは、最終的に教職員の総意に立ち返った星陵高校校長の判断こそ、まさに「星陵高校のため」であり、県教委通知に沿うものだと思います。
 西宮今津高校の校長が、「西宮今津高校のために」県教委通知を守ることができるのか、今、教育者として、管理職として、その責務が大きく問われています。

しかし最大の問題は、県教委の教育行政としての姿勢

 この間、県教委は、統廃合や総選つぶしなど、一方的な、住民無視の教育「改革」に邁進しています。鈴高と鈴西の統廃合問題では、鈴蘭台地域の多くの住民が統廃合に反対し、その署名は、この短期間で8000筆に達しようとしています。しかし県教委は、いまだ、その見直しはおろか、「なぜ統廃合なのか、せめて地域での説明を」という思いにさえ背を向けたまま、という姿勢を貫いています。地域の声などお構いなしに、何が何でも机上の計画通りに事を進めるというのが、悲しいかな、今の兵庫県の教育行政です。
 そして、今回、西宮今津高校の校長が現場無視の対応をとるのは、まさに、このような地域無視の教育行政の一環です。「職員会議で出された意見を県教委に伝えることはしない」などという校長による言語道断の暴言は、「鈴蘭台地域の住民の声などどうでもいい」という県教委の姿勢そのものです。

共同の取り組みを広げよう!

 今、県教委が無理矢理推し進めようとしている教育改革に対して、4つの市民運動が活動しています。そのうちのひとつに、「西宮今津高校を守る会」があります。西宮今津高校を巡る不穏な噂は以前からあり、それに対抗する運動が早くから起こっていました。
 私たち県高支部も加入している「鈴高と鈴西を守る会」は、「明石総選を守る会」や「西宮総選を活かす会」などとともに、「西宮今津高校を守る会」との共同の取り組みを進めてきました。合い言葉は、「統廃合も、総選つぶしも、学校改編も根っこは一緒」です。
 県教委や一部校長は、いま、教育「改革」をてこに、地域や学校を、自分たちの都合のいいように変質させようと躍起になっています。しかし、その理不尽さに対抗して、これまでにないスケールで、地域の教育運動が大きく広がってきているのも事実です。現在、4団体は連絡協議会を発足させ、さらに県へと迫っていこうとしています。
 私たちは、地域の願いに依拠し、さらに共同の取り組みを広げ、県教委や管理職による県民不在の教育「改革」から、地域と学校、そして教育を守っていきましょう。


寄せられた「声」から〜

『地上げ屋校長』……可哀想になぁ。

 ビルを建てるとき、立ち退きを拒む地主対策で、無理矢理立ち退かせるために雇われる暴力団を地上げ屋と言うだろ……。相手のことなんか考えもしない奴らだよな。
 考えてみれば、校長や教頭も、地上げ屋と同じ役柄なんだなぁ。今度の校長も、もともと穏和な人だったと聞いてるけど、校長なんかにならなければ、意に反してまでそんなに突っ張らなくてもよかったのになぁ……可哀想になぁ。


県高支部ニュースNo.38より


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