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憲法・教育基本法改悪 ゆるすな!/子どもと教育の未来を開く3.26全国大集会(神戸県立支部)

2005年04月12日


憲法・教育基本法改悪 ゆるすな!
子どもと教育の未来を開く3.26全国大集会
in 有明コロシアム・・・全国から1万人を超える参加者

神戸聾学校分会ニュース(4/1号)より

有明コロシアムに全国から集まった1万人を越える参加者
 3月26日、東京の有明コロシアムにて、全教(全日本教職員組合)主催の「憲法と教育基本法の改悪を許さない1万人の集会」があり、兵庫県から、小中高の教員が、ほぼ新幹線の2両近くを借り切る形で集会に参加しました。
 現在、政府も一部野党も『日本国憲法』の改悪を議論し始めています。とりわけ「九条、戦争放棄」の条項を変え、「戦争ができる国」「戦争をする国」にしていこうとのねらいがあります。
 また、現在の教育問題のすべてを「『教育基本法(教基法)』が悪いからだ」と責任転嫁をして、その改悪を図ろうとしています。
 『教育基本法』は、「さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきもの」と、憲法と一体となって制定されています。その内容は・・・少し学生時代や教員採用試験の時(なお,現在は教職教養が科目にない)を思い出してください・・・「個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底」するものとされています。現在の教育課題は深刻で危機的状況ともとれますが、これはひとえに、この『教育基本法』が遵守されずにないがしろにされてきたからです。

 この情勢をふまえ,全教の呼びかけで47都道府県のすべてから教職員の仲間が集まり、『九条の会』をはじめ、多くの賛同者がつどい、1万人を超える集会となりました。

「もう、ここまできたら仕方がない」ではない!

〜奥平康弘氏
 「『(敗戦の時)二度とこんな思いをしたくない』と思った経験を、今の若い人たちにはさせたくない」・・・そうして「九条の会」の呼びかけ人となられた奥平康弘氏は、「『もう(権力側が)ここまできたのだから、もう何をやっても仕方がない』『反対しても遅い』と思ってあきらめることは、同時に黙って賛同の意を示すことになる」と会場に響くメッセージを残されました。氏は、かつての大きな反省からこれを学ばれたそうです。

「数学嫌いの子は数学をしなくてよい・・・?」

〜教基法改悪をコントで……
教育基本法第3条には
「すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならない」とあります。しかし、現在提案されている与党案では、この条文から「すべて」と「ひとしく」が削除されています。その結果、上記のようなことが現実化してきます。
いえ、すでに始まっています。前教育課程審議会会長の三浦朱門氏は90年代に言っています。
「学力低下は予測しうる不安というか、覚悟しながらやっとりました。・・・できん者はできんままで結構。・・・できる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。百人に一人でいい、やがて彼らが国を引っ張っていきます。限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです。・・・それが“ゆとり教育”の本当の目的。エリート教育とはいいにくい時代だから、回りくどくいっただけの話だ。」(つまり、“劣っている”と判断された子供には、教えなくてもいい。積極的に無知で従順に“育てればいい”、ということなのです。)
 その具体例を、コント「ザ・ニュース・ペーパー」が、“ヨ○様”の格好で、「○○君は数学嫌いだから数学をしなくてもいいことになった、××君は優秀だからもっとガンバレ」と、ストレートに説明していました。

すべての教職員、父母・国民のみなさん!

〜集会アピールより抜粋
 集会は,約3時間休憩もなく熱気に包まれて進ました。学者、著名人や各組合代表の他、保護者や高校生からの呼びかけも。また日本政府に
「教育制度が極度に競争的で,その結果,子どもの身体的および精神的健康に否定的な影響を及ぼしている。適切な措置を」
と勧告した『国連子ども権利委員会』のノルベルト=リウスキー委員(アルゼンチン)からの提言もありました。以下は、それらを受けての集会アピールからの抜粋です。
 「子どもは宝」です。そして、子どもはその存在自体が「未来」です。子どもを大切に、その力を存分にのばすことそのものが未来をひらく仕事であり、それは、私たち国民にしかできません。なぜなら教育は国民のものであり、教育をどうするかを決めるのは父母・国民だからです。
 憲法・教育基本法改悪勢力に子どもの未来を閉ざさせてはなりません。
 力をあわせて、21世紀の未来を子どもとともにひらきましょう。そのために何よりの道しるべである、憲法・教育基本法を私たちの手でもっと輝かせ、その輝きで日本と世界を照らし、子どもたちを包みましょう。
 日本と世界の平和のために、そして子どもたちの未来のために、いまこそ力を尽くそうではありませんか。
心から、よびかけます!
「憲法・教育基本法改悪を許さない」という共通の願いで、
私たちにあなたの力を貸してください!!

県高支部からの参加者たち 編集後記
★春休みは、3.26東京全国大集会と、4.2鈴蘭台市民集会の二つの集会に参加した。★東京に吹き荒れるナショナリズムの風は、大きなレジスタンス運動を創造し始めている。★鈴蘭台地区でも、地域の保護者たちが、県教委の横暴に対して抵抗の輪を広げている。★諦めてはダメだ。諦めるとは、「日本=戦争できる国」に賛成することなのだ。


2005県高支部ニュースNo.01より


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