入学時の緊張 〜(1)精一杯の歓迎 〜
今、教師をまるごと信頼している生徒は皆無であろう。すべての生徒が教師に対して不信、不満を持っている。「『誰にも言わんから、俺にだけ本当のことを言え』と言うからすべてをしゃべったら、あくる日、他の先生からゴツンとやられた……」など指導の甘さからの不信をはじめ、「受験地獄」の中で、敵意を持つ者もいる。
入学後2週間、教師のいない教室も信じられないくらい静止している。生徒たちの緊張の日々。隣席はどんな奴か? どんな学校? 担任は? そして、入学の喜び、又は屈辱、新しい生活への不安と期待に胸をつぶされるような思いで堅い椅子に座っている。
「K1」40名の「学級びらき」……私は精一杯歓迎しているんだということを感じてもらいたいと思った。音楽の先生と私のデュエットによる「嵐」をテープで流し、私は心を込めて歌った。
「学級通信あらぐさ」第1号……「さあ出発だ/君たちの夢の実現をめざして」(卒業まで82号、2年生の10月から生徒の「学級新聞なかま」も発行された。)を配布し、@未来への希望と見通しがある。Aしっかりしたものの見方、学力を身につける努力をする。Bやさしく思いやりがあり、自分や他人の生命や人権を大切にする。C明るい心といきいきとして健康な身体をもつ。D社会の常識やきまりを理解し、自
分の行動を自分で律する。E平和や民主主義を大切にする。F働くことを大切にする……を、熱っぽく訴えた。
(次回に続きます。)
2005県高支部ニュースNo.12より