今年も、5月6日に東京「夢の島」の第五福竜丸前を出発した「国民平和大行進」が、兵庫を通過しています。雨の日も風の日も歩き続けて、8月6日の広島入りを目指します。
今年はあいにく雨の日が多く、11日(月)も、須磨浦公園は雨の降る中での出発となりました。
須磨浦公園の「みどりの塔」は、かつて「八紘一宇の塔」と呼ばれ、塔の裏手には神武東征の壁画があります。また、その両側には、大きな地球をかたどった、径1.2メートル 2.4トンの花崗岩一対があり、震災でその一個が落下したままなのですが、それには、大日本帝国の広大な侵略の範囲が線刻されていました。
そんな塔が「みどりの塔」として改装されたのは、昭和29年、昭和天皇の神戸来訪(植樹祭)を記念してのことだった、という説明に「変わってないやんか」と口走ってしまいました。
そんな須磨浦公園を傘を差して出発し、明石を目指します。雨は止み、じわじわと暑くなってきました。垂水で商店街に入り、街の人たちに核廃絶や、平和について訴えながら歩いていきます。街を行き交う人たちも、ビラを手にしながら、私たちの行進を優しい表情で見送ってくれます。
前を歩いていたグループが着ていたTシャツには、こんな言葉が書かれていました。
「ボクのパパとらないで! ワタシのママなかさないで!」
「労働者は使い捨て紙パックじゃない!」
そんな怒りも、コイズミも、イラクも、ブッシュも、この暑さの中に混ぜ合わされ、私たちの足取りを持続させ、シュプレッヒコールではき出されていきます。
舞子からは海岸線に出ました。公園で休憩、出されたスイカが美味しい。昨年もここでスイカを食べたことを思い出し(終点明石でのビールを想像し)ました。明石に到着する頃には、なんだか足が重く、ボルトを外して付け替えたい気分でしたが、やっぱり、来年もまた、歩きます。
編集後記
★本来なら絶対にあってはならないことが、雨後の竹の子のように溢れている。★それはおかしい、という声を轢き殺して、既成事実として累々と堆積していく。★アメリカで、国家機密に関する特ダネが自主規制でボツになったという。★日本のマスコミも60年前の決意を忘れ、翼賛化し始めている。
2005県高支部ニュースNo.13より