(2)「全員進級しよう」をクラス目標に
第2回のHRで、クラス目標
@K1.42名全員進級をめざす。
Aみんなで決めたことは最後までやりきる。
B(ひとりひとりの目標)何でも話せる友を一人つくる。
を提案し、もちろん反対意見なし(?)で決めた。そして、グループ(班)活動を提起し、名簿順に7名ずつ6班に編成、班長を互選させた。留年生の2名を含め6名の班長が誕生した。班は1学期間変更しないと断っていた。
K科がなぜ「荒れる」のか? 入学生の資質もあるのでは? という見方もあり、彼らの入学理由を文集から分類してみた。
1.自ら志望して、29名、その理由としては、
@自動車・単車が好き、9名。A機械・エンジンに関心、11名。B就職に有利、7名。C公立高校だから、5名。D中学体験学習から、4名。Eクラブ活動、4名。
2.不本意だ、10名。
@普通科志望、5名。A他の工業高校志望、5名。
3.夢や希望する仕事については、
@自動車整備士、6名。A航空機整備士3名。Bオートレーサー、2名。C日産やトヨタのエンジニア
などとなった。
4.入試の成績からみると、普通校の入学も可能という生徒も多く、7割以上がK科を自ら選択していることから、個性の強い生徒が比較的多いかな? と思われるぐらいであった。
しかし、一ケ月後、彼らが、いかに「荒っぼい連中」であるか、思い知らされることになる。
(3)遠足に行った雑巾
M工高では掃除用雑巾を1年時に全員から集め、卒業まで使うことになっていた。
5月7日、雑巾提出の〆切り日、12名が提出していない。実習レポート等提出物の多い学校でもあり、私は提出物については必ず期限を守ることを要求しようと考えた。
朝のSHRで、生徒に判断を求めた。
「雑巾を忘れた者は、家に取りに帰るべきか、もう一度だけチャンスを与えるか、どちらを選ぶか? 目を閉じて手を挙げよ」
結果はチャンスを与えるが35名、取りに帰るべき7名。私は35名のやさしさ?を賞めると同時に、7名の自己に厳しさを求める姿勢も評価した。
5月12日、雑巾は約束通り全て提出された。生徒自身が縫ったものが9枚もあった。そして、T君の雑巾は3日間、彼とともにあり、10日六甲山遠足にまで付き合い、解散時に担任の手に渡ったのである。その後、提出物については、はぼ期限が守られた。検尿については、2名を除いて提出された。
(石倉先生のお話は次回に続きます。)
2005県高支部ニュースNo.13より