書評:『アメリカ・インディアン悲史』
(藤永茂著、朝日選書21、1974年10月刊、\1100)文責:SN
こんなに優しく丁寧に書かれた「民族虐殺の歴史」を、私は他に知りません。読 んでいる間、仕事も上の空でした(?)。
著者の専門は量子化学ということですが、当時、大学問題で荒れていて、自分自身に突きつけられている問題に対して丁寧に解答を書く気持ちで書いた、と言っています。本当にいい本です。一体、アメリカという文明は可能なのか? 黄色いアメリカ=日本もまた、可能なのか?
是非、何処からでもいいから、パラパラと読んで下さい。これは! と思ったら、 初めから読み直して下さい。ベトナム・ソンミ村の美しい朝から始まります。