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民間企業でも「成績主義は『構造的欠陥』」(神戸県立支部)

2006年09月17日



民間企業でも

「成績主義は『構造的欠陥』」

(経済産業省の研究会)

「多くの従業員のモチベーション低下」「組織・チーム力の低下」

 8月10日、経済産業省の「人材マネジメントに関する研究会」から,一つの報告書が出されました。
 「90年代以降、コスト削減圧力への対応のため成果主義の導入等人材に対する投資が削減され、企業・働く人の間にモチベーション低下、組織・チーム力の低下等様々な問題が指摘されております」 (『「人材マネジメントに関する研究会」取りまとめ』より)
成績主義1




















 すなわち,企業のコストは人件費を抑制して下がったが,労働者のやる気と協働意識が下がったと指摘しています。さらに,社内全員が競争に追われ,「優秀な部下の疲弊、他の多くの部下に対する育成面での軽視」につながっていると報告されています。
 これまでも成績主義を導入したいくつかの職場で指摘されてきていましたが,職場内の本来「仲間」が,全員競争相手として仕事を進め,職場がバラバラになっていることと,さらに,競争に「勝つ」ため,長時間労働、心身の故障の激増などの現象が,この研究でも明らかにされたこととなります。また,『目標管理システム』が『結果管理システム』になり,結果だけを要求される疲弊感があるとも指摘しています。

成績主義」は経費削減にのみ有効・・・県教委は「安上がりの教育」を計画!?




成績主義2

どちらかといえば,「成績主義」の導入に積極的な政府側からの報告書でも,その欠陥が明白にされました。元来,「成績主義」が経費削減にあるとすれば,県教委の新勤評と差額賃金は,人件費を抑えた経費削減としては「成功」するかもしれません。しかし,バラバラになった教員たちが疲弊を蓄積しながら,さらに新採用教員が現場で先輩教員から助言を受ける機会も少なくなる・・・こんな状況になるのも遠い将来ではありません。
 たとえ,考え方や立場が違っても,様々に意見交換をし「協働」で教育をすすめる・・・そういう職場(民主的な職場)を維持するために高教組県高支部は頑張っていきます。

 まだ組合に入っていない皆さん(正規職員はもちろん臨時の皆さんも)、この機会に是非,組合加入をご検討下さい。


2006県高支部ニュースNo17より


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