生徒の修学と進路を保障し、高校生・青年の未来をひらく
2006年度 高校教育シンポジウム
1月26〜28日、中央労働センター・神戸市勤労会館を会場に,テーマを「改悪教育基本法の具体化を許さず、憲法・子どもの権利条約の理念を教育と地域社会に生かす」と掲げて,日本高等学校教職員組合(日高教)主催で,表題の集会がありました。
26日,開会式では,日高教副委員長の工藤毅氏(兵庫高教組選出)による課題提起のなか「未履修問題」にも触れられました。工藤氏は「今日の未履修問題は、学校評価制度の導入のとともに、『○○有名国立大学に、何人』というような、『数値目標』が持ち込まれることで増加した・・・これは,現在進められている文科省の今日の教育政策にかかわるもの」と的確な指摘をされ,「この問題に関わって、『数値目標』をやめろと主張する新聞(10/30北陸中日)も出てき」たと情勢を報告されました。
初日はその後,帝京大学の浦野東洋一氏をコーディネーター、但馬地区の高校のPTA会長と生徒たち、明石市内の高校の保護者らを招いたシンポジストとして「貧困と格差の拡大の中での参加と共同の学校づくり、地域づくり」が討論されました。
27・28日の両日は,テーマ別に3つの分科会が開催されました。以下の参加者からの報告を掲載します。
第1分科会 『高校生の修学・進路保障と学力問題』
具体的で力のこもったレポートが相次ぎ,矛盾に満ちた現場のなかで何がどのように為されるべきなのか、ということを考えていく上での端緒をいただいた気がします。多忙の中で繰り返される毎日ですが、どこかで立ち止まり、職員間でこのような議論を深めることができれば、と思います。生徒たちだけでなく、私たち大人たちをも、この混迷から救い出すために。
第3分科会 『子ども・青年の発達課題と特別なニーズ問題』
北海道の定時制高校と養護学校との交流など実践報告には考えさせれるものがあった。 一方,障害を持っていたとしても,教育環境との間に障害がなければ『特別なニーズ』はなく,そのようなユニバーサルな環境作りで大切で,近年の劣悪な教育環境が『特別な支援』が必要な子どもを顕在化させていないか,との課題の提起に問題の本質を見たような気がしました。
2006県高支部ニュースNo34より
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