国籍を超えた市民・労働者の平和を願う運動
非核「神戸方式」記念碑の落成・除幕にいたるまで
その2
前回のニュースでも紹介しましが,3月18日は「非核『神戸方式』」が神戸市議会で全会一致で可決された記念日です。正式名称は「核兵器積載艦艇の神戸港入港に関する決議」と長いものですが,内容は,非常に簡略で明解なものです。
「核兵器積載艦艇の神戸港入港拒否に関する決議」
神戸港は、その入港船舶数及び取扱貨物量からみても、世界の代表的な国際商業貿易港である。
利用するものにとっては使いやすい港、働く人にとっては働きやすい港として発展しつつある神戸港は、同時に市民に親しまれる平和な港でなければならない。
この港に核兵器が持ち込まれることがあるとすれば、港湾機能の阻害はもとより、市民の不安と混乱は想像に難くないものがある。
よって神戸市会は核兵器を積載した艦艇の神戸港入港を一切拒否するものである。以上、決議する。
1975年3月18日 神戸市会
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具体的には,「神戸市港湾施設条例」第5条で「市長は,許可又は承認を受けようとする者が次の各号の一に該当する場合においては,許可又は承認を与えてはならない。」とあり,その第3項に「その使用内容が港湾環境を悪化させるおそれがあるとき」との規定で制限されています。
仮に,他国の軍艦が入港するときには以下の順で行われます。
1.該当軍艦の所属する国の在日公館から外務省へ口上書で通知
2.外務省から神戸市に意見照会(口上書を添付して)
3.神戸市から外務省に条件付の承認を与える(非核証明が必要とする)
4.在日公館から外務省を通じ神戸市か,直接在日公館から神戸市に非核聡明書を送付
5.岸壁使用許可
1983年8月、英空母インビンシプルの入港について外務省から神戸市長に照会がありました。「非核証明」を求めたところ軍事機密として提出を拒否。後日,外務省から入港取り止めの通知がありました。米軍艦の入港については一切入港申請すらありません。
非核「神戸方式」は,1987年ニュージーランドが法律とし,2000年の国連のNGO会議で,各国政府に実施すべき措置として勧告しています。
しかしながら,「阪神大震災」への復興支援に関連して,在日アメリカ軍もまた,アメリカ政府も「アメリカ企業の進出のために反米的とみられるのはマイナスではないか」と暗に非核「神戸方式」の廃止の圧力をかけてきています。平和を願う地域住民が決めたことを,他国の政府と軍隊が介入して変えさせようとする行為といえるでしょう。
2006県高支部ニュースNo39より
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