3月22日に発表か!
高校教育改革のさらなる具体化
3月22日予定されている教育委員会議において、高校教育改革のさらなる具体案が発表されるおそれがあります。県教委は、昨年のこの会議において、明石や尼崎学区の総合選抜制度の廃止、尼崎稲園高校の総単位制化、明石南高校や西宮今津高校の総合学科への改編を、地域や職場の声を無視して一方的に強行しました。また、鈴蘭台高校と鈴蘭台西高校の統廃合計画を発表した(2004年)のもこの時期の会議です。
兵庫県から総合選抜制度の抹消をねらう
県教委は、明石学区や尼崎学区に続いて、西宮、宝塚、伊丹、川西学区の総合選抜制度の廃止、複数志願制の導入をねらっていることは明らかです。子どもたち、保護者、そして地域住民に方々にとって、非常に大切な問題である入試制度を、またもや地域合意抜きに変更しようとしているのです。学区によっては、いまだ議論にさえなっていない地域もあり、もし3月22日に総選廃止が発表されるようなこととなれば、県教委には、道理も地方自治の本旨も、そして「参画と協働」の精神もないことが浮き彫りになります。学区拡大と複数志願制導入による格差教育の一層の推進、そのためにじゃまな総合選抜制度を、何が何でもなくそうという県教委。その姿勢は厳しく問われなければなりません。
長期構想検討委員会でも学区拡大に異論、慎重論が続出
学区拡大が、議会等でも取り上げられ、これまた、地域の声などお構いなしに、やれ6学区、やれ7学区などという議論が一方的に行われています。しかし、高校教育改革第二次実施計画について、検討を進めている「県立高等学校長期構想検討委員会」でさえ、学区拡大については異論や慎重論が多く出されました。以下、議事論から学区拡大についての抜粋です。
第4回県立高等学校長期構想検討委員会発言要旨(抜粋)
平成18年12月25日(月)10:00〜12:00
委 員
・ 学区を拡大すると、学校間格差が広がるのではないかという心配がある。ま
た、中学生が多くの高校の中から進学したい高校を選ぶ力があるのかどうかも
疑問である。中学生が高校を選択するために、高校のオープンハイスクールに
参加しているが、オープンハイスクールの回数が増えることになれば、中学校
では授業ができず授業確保が難しくなるという現場の問題が生じてくる。
委 員
・ この検討委員会では、ドラスティックな学区の改編までは考えていないが、
第二次実施計画の次の計画を考える時には、公立も私立も含めて、生徒の高校
選びの選択肢の校数はどのくらいがいいのかということを考えることも必要に
なってくるかもしれない。
委 員
・ 学区については、兵庫県は交通の不便な地域もあり、他の都道府県と同じよ
うに考えることは難しいと思う。 |
12月25日の議事論が、3月7日になって初めて公開されることにも驚かされますが、上記のように、少なくとも、早急に学区拡大を行うことへのコンセンサスは委員会としてとれていません。また、上記以外にも、「学区拡大を行えば、地域の産業に大きな打撃を与える」旨の発言もあったと聞きます。このような中で、学区拡大をごり押しするようなことになれば、県教委は、県民だけではなく、自らが設置した委員会の判断をも無視することになるのです。
2006県高支部ニュースNo41より
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