【ロンドン7日西尾正哉】英テレビ「チャンネル4」は六日夜、「パウエル米国務長官が安保理での報告で言及した英情報文書は、実は著者に大学院生を含む一般公開された文書からつぎはぎされたものだった」と報じました。
この文書は英情報機関MI6がパウエル報告の前日に発表した「イラク−その虚偽と脅迫、隠蔽(いんぺい)の構造」と題したもの。十九nから成っています。
同テレビ局のホームページによると、この文書は一般の雑誌に掲載された三つの記事をつぎはぎしたもので、中には米西海岸カリフォルニアの大学院生の論文も含まれるといいます。これらの論文を知っていたケンブリッジ大学の研究者がつぎはぎを指摘しました。
お粗末なのは、この論文、作成をパウエル報告に間に合わせるために急いだのか、文法やつづりの誤りなどもそのまま引き写しています。また、元の文で「在イラクの外国大使館を監視」とあるのを「外国大使館をスパイ」、「敵対政権の反対グループを支援」とあるのを「敵対政権のテロ組織を支援」とするなど、挑発的な表現に書き直しています。
同テレビ局のホームページでは、その模写ぶりを実例を挙げて紹介。「盗作は、知的窃盗にあたる」と警告しています。
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パウエル氏は報告で英政府文書について次のように言及し、高く評価しています。
「査察官がイラク情報機関の一貫した監視下にあることを、われわれは自らの情報源から知っている。イラクは、音声と電子の双方で査察官の通信を全面的に傍受しようと仮借なく試みている。英国が昨日配布した卓越した文書に、同僚の皆さんの注意を向けていただきたい。同文書は、イラクのごまかし活動について、この上なく詳細に叙述している」
しんぶん赤旗2003年2月8日付けより
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